■温故知新■
神戸リフォームハウジング岡本です。
神戸のとある元銭湯の改修の下見に行きました。
最近は需要が少ないせいか、どんどん閉店せざる負えないようです。
60年続いた歴史ある銭湯です。
震災前の神戸市内の銭湯は180件近く存在していました。
それが2000年時点では100件を切っています。
最近ではスーパー銭湯も人気ですよね。スーパー銭湯は家族で楽しむレジャー施設となっています。
岩盤浴もあり、漫画も置いてあったり、食事、散髪、マッサージもできて、一日中いることができてしまいます。
しかしながらその土地によって個性のある銭湯の良さがあります。
銭湯壁画の富士山は日本の文化だとも言えます。
兵庫県西脇市出身の画家である横尾 忠則さんのポスターに「銭湯シリーズ」というものがあります。
東京の銭湯に行くと貼ってあることがあります。
お風呂で泳いでいる女性の絵がなんとも奇妙で、面白い作品です。
横尾 忠則さんの銭湯への思いがなんとなく伝わってきます。
新しいものに人は惹かれます。
しかし決して、古くから存在しているものに価値がないわけではありません。
むしろ力が漲っています。
新品のものにはない「人の思い」が宿っているように思います。
歴史のあるものからよく学ぶことで、新しい知識や道理を得ることができます。
どんなものにも価値を見出していくことが大切です。
それが新しいものへとまた生まれ変わり、人々に愛されていくのだと思います。